河津桜にメジロがとまっていました
今年は春が来るのが遅いのでしょうか。
春分に河津桜を見にゆきました。
十日ほど前にはわずか数輪がほころび始めているだけだったのですけれど。
六部咲きくらいになっていました。
メジロもいました。一羽だけではなく、五六羽いたと思います。あちこち枝を飛び歩いて仲間のそばに寄ったり離れたり。
何が変わっても季節は巡ってきますね。
私がいても、いなくても。
生きていても、いなくても。
たぶん同じ春はないのだけれど。
それでもほっとします。
今年は春が来るのが遅いのでしょうか。
春分に河津桜を見にゆきました。
十日ほど前にはわずか数輪がほころび始めているだけだったのですけれど。
六部咲きくらいになっていました。
メジロもいました。一羽だけではなく、五六羽いたと思います。あちこち枝を飛び歩いて仲間のそばに寄ったり離れたり。
何が変わっても季節は巡ってきますね。
私がいても、いなくても。
生きていても、いなくても。
たぶん同じ春はないのだけれど。
それでもほっとします。
年下の知人がマンガ投稿を始めました。
十代向けの雑誌に講評が載りました。
いいですよね、目標に向かってがんばるのは。
お手伝いとも言えない程度に、タッチしています。
なんやかんやと相談を受けたり。案を出したり。
出版社から電話がかかってくる際には親御さんに「詐欺に騙されるな」と言われたのを「詐欺じゃないですよ」って言ったり。
新鮮です。
ネタ出しと言えばいいのでしょうか。アイディアを出し合ってあーだこーだと言い合うのは楽しいですよね。
自分でも小説の形でまた書いてみようかなーと思わないでもありません。
ぜんぜん書いていないし投稿もしていないのですよー。
投稿と言っても出版社にではなく投稿サイトへという意味ですけれど。
意欲が閾値を越えて高まるや否や。
今はわからないけれど、来年の今ごろには「やっぱり高まらなかったなあ」とか「意外に高まったなあ!」とか思っているのに違いない。
2013年も生きておりました~(^^;
楽しいこともありました。辛いこともありました。ちょっぴり(^^;
私はこれから一年間の記憶を忘れて別の人間になってしまうでしょうか。
少しずつ忘れてしまうことは避けられないとしても、できるだけ元の自分をとっておきたいなあ、思い出せる自分でいたいなあとも、思います。
うちのメルは元気です。
正面からの顔はマズルがどアップになるのでぶさかわいいと思います。
春の頃に出会った名も知らぬノラネコ(?)もぶさかわいかったー!
ミニチュアダックスなので横から見ると長い~!
銅は明らかに長いです。
脚はひかえめな長さです。
チョコレートダップルという種類です。
公園などに出掛けるとダックスフントにはよく出会います。チョコレートダップルもたまーに、いるみたいです。
雑誌とかにはそこそこ見かけるのですが多くはないみたいですね。
ジェットコースターだけは乗りたくないと公言してきた私ですけれど。
なんと乗りましたよ。
ジェットコースター。略してジェットコ。
人生何度目でしょう。4回めくらい? 子供の頃に何度か乗って懲りていました。
「これは怖いだけで愉しくない乗り物なんだ……」。
ところが乗ってみるものですね(^^;
大人になると案外ジェットコは楽しかった!
いろいろと鈍くなっているせいかもしれません……。
結婚式ではなく。
同窓会なのでした。
夏には懐かしい顔に会ってきました。高校の同窓会です。
画像は歌とピアノを披露してくれた同級生。載せるのは無断なので(^^;似顔絵風の加工です。
話すとみんなあんまり変わっていない(笑)。
高校生の頃の授業風景とかも思い出せました。恩師にも会えました。
ヒトと違って、毎年かなりの個体が入れ替わってしまうのだと思います。
でもサワガニに会えると嬉しい。
「また会えた」という気がします。
たぶんツチバッタかと思います。
秋にさしかかる頃、なんと庭にスズムシがいました!
野性のスズムシがいるとは聞いたことがあるものの、見たのは始めて。
我が家に来てくれていたなんてはじめて知りました!
すごい。
でも他の虫に紛れて鳴き声はいまだに聞こえたことがありません(^^;
今後ぜひ頑張って聞き分けたいと思います。
春に戻りますがニホントカゲの幼生にも会えました。なんと鮮やかなメタリックブルーでしょう。
いつもいつも、こんなに美しい生き物がいるなんて信じられない、目にしている自分の目を疑いたくなる気持ちになります。市内の小さな遊園地の敷地にいるのです。ほとんど毎年見つかります。
成体になると貫禄が出てきます。石垣にはさまっている姿、のてっとしていてこれもわりと好きです。
そういえばトカゲの小説を書いたことがありました。
読んでくださった方、ありがとう。
お礼がどうか届きますように。
たしかめるすべはなくても、届いているといいな。
日々は去って、これらの時間をたしかに生きた私も、もういつかの過去の人。
また新しい時間を生きてときおり、振り返る。
今年の春は遅まきに感じられますね。
北関東でもミズバショウが見頃でした。
群馬県と福島県の境にある尾瀬沼では「夏がくれば」思い出す花みたいですけれど。
春に咲きます。
カメラの視点なら、湿地の高さゼロに近い位置からでも。
上に駐車場がぼんやり見えます。
ウメの開花もずいぶん遅くなってしまいました。
でもおかげでこうして楽しめました。
湿地の花、リュウキンカ。
ここ二日間ほど風が猛烈な日が続きました。
東京都心部でも20メートルを超える風が吹いたとか。
繭もたまらず落ちてしまったのでしょうか。
今日だけで二つも落ちているのを見つけました。
ヒュウガミズキか、トサミズキだと思われます。
春にウメの赤みもいいけれど、黄色い淡い明るさもいいですね。
なんとなくやさしい気分にさせてくれますね。
駐車場からミズバショウの湿地を眺めます。
人出が多い日でした。
ミズバショウの人気の高さがわかる気がいたします。
ミズバショウの群生地は画像に写っているよりも何倍も広く、木道をゆったり歩けば20分くらいかけて楽しめると思います。広い木道なのでお年寄りも子どもも無理なくすれ違うことができました。
今年も、植物が春を覚えていてくれました。
まるで朝になると声をかけて起こしてくれる母のような、花のささやきを聞く思いです。
冬の寒空に、なぜか紙オムツを買いに夜道を歩いている。
六ヶ月の娘をダウンコートの下で抱き直す。あったかい。少し勇気が出る。
「ごめんね、紙オムツが終わりになったの気づかなくて。今のが最後の一枚なのよ。でもすぐに買ってきまちょーね。大丈夫、大丈夫」
ぼろの板塀の細い路地は昼間でも一人で歩くのは心細い。
切れかけた蛍光灯が目障りについたり消えたりを繰り返している。
幸いの月夜で、道路の明るいところを選んで歩いた。
十五分で深夜営業のドラッグストアにたどり着いた。昼間なら二十分以上かける道だ。目的の紙オムツと、私の夜食に菓子パンをひとつ買った。
財布には千円札と小銭しかない。あの人が五千円や一万円札は持っていってしまうからだ。たまにパチンコの景品として倍以上になって返ってくるけど。でもいつもお金は足りない。
三年前専門学校を辞めてバイトを二つ掛け持ちで始めたときは自由になるお金がこんなにたくさんあると思った。すぐにこの子がお腹にいるのがわかって、二十歳までに貯めたお金はすっからかんになった。
帰り道がやけに暗かった。
皆既月食なんだ。そういえば昼間テレビのニュースで誰かが言っていた。
「くしゅっ」
娘がくしゃみした。
「絽織邏(ローラ)ちゃん、もうすぐでしゅよ。早くおうちに帰りまちょうねー」
見上げた月はもう半分以上が欠けていた。
そのとき、暗がりから男の声がした。
「あ、あのう……食べ物、ありませんか」
私はびっくりして立ち止まってしまった。
男は黒いジャンパーにジーンズで、軍手をはめて頭には百均らしき薄いニット帽をかぶっている。スニーカーが穴だらけですごく汚いのがすごく目立つ。浮浪者なんだろう。
あちゃあ、失敗したと思った。歩いてシカトすればよかった。
男は両手をつきだしたまま近寄ってきた。
「なにもしません。ほんとうです」
しゃべるたびに男の鼻の穴と口から蒸気がもわっと立ち上る。
「ほんの少し、食べ物をわけてもらえませんか?」
一歩近づくごとにそんな風に言われて、菓子パンを与えてしまった。
「図図しいとは存じますが……お金をあと百円でいいですから、もらえませんか」
男は上目遣いで言った。ああ、そんな展開になると思った。
でも、師走の路地でこの男は一晩を過ごすことになるのだ。寒くてきっと眠れもしないんだろう。そう思うとカイロ代くらいはくれてやってもいいかもしれない、という気もしてくる。
そうだ。あの人に取られてパチンコで使われるくらいなら、ここで他人にくれてやるほうがマシかもしれない。
「百円だけですよ……絶対についてこないでね?」
突き出された男の両手にコインを落とす。男は深々と、まるでお詣でのように頭を下げた。
男は切れかけた街路灯の方に歩いていき、そこの自販機でカップ酒を買った。それもポケットから数枚のコインを追加して。
私はこの男に恵んでやったことをひどく悔いた。
「バカなヤツ……バカだからこんな目に遭っているんだ」
角を曲がるとき、男がついてこないか確かめた。遠ざかる猫背が見えた。
ほっと一息すると、娘からおしっこの匂いが立ち上ってきた。最後の紙オムツがお役を果たしたということだ。帰ったらさっそく新しいのに替えてやろう。
明日はあの人は仕事を見つけてくるだろうか。
娘は無事に大きくなれるだろうか。
空を見る。
月はまだ赤黒い。
アパートの玄関をくぐる頃には輝きが戻っているだろうか。
たとえ髪の毛一本ほどの光でもいい。
今は灯りがほしかった。
空腹を紛らわすのにあの月を食ってやろうか。
-了-
(作家でごはん!『三語即興文』投稿作品:【皆既月食】【パチンコ】【紙オムツ】)
ちょっと前の画像でもうしわけありません。
ルピナスなんかに似ていませんか?
調べてみたところ、クズはかなり優秀な植物であるらしいのです。
繁殖力は旺盛。
クズの根は葛根湯になったり澱粉が取れたり。
ツルは昔は農家が編んで使ったそうですね。
北米大陸では緑化のためにクズを使ったとか。
けれども生命力が強すぎて困る結果になったとも聞きます。
砂漠化問題は痛し痒しですね……。
誰に頼まれるでもなく川べりいっぱいにクズが生い茂ります。
たぶん来年も同じようにわさわさになるのでしょう。
私が生きていれば来年も、その先もずっと会えるのでしょうね。
涼しくなってまいりました。
みなさまも健康にお気をつけて。
真っ赤な顔のショウジョウトンボがいました。
いわゆる赤とんぼ、アキアカネとは違う種類です。
酒好きの妖怪に猩々というのがいます。それに由来するのでしょうか。
イトトンボもいました。
たぶんクロイトトンボだと思います。
こんなに小さい。
人の指の関節ふたつぶんにもなりません。
捕らえることに成功しました。わりと素手でも捕まるものですね(^^;
こうして見ると「クロ」という色がついた理由がわかる気もします。
眼の色がとても深い。
そしてお尻の二本のラインがくっきりと目立ちますね。
昆虫はどうしてこれほど美しい色や模様を持っているのでしょう。
アカバナユウゲショウのようです。
夕化粧の名前のとおり、これから花を開くのかなあ?
わきあがる入道雲がのぞきこむ夏の公園。
蒸し蒸しした熱気につつまれた皮膚がほてる。
この夏にまた会えた。
きっとまた来年もくる夏に。
ぼくも来るよ。
ガマの穂です。
貫禄がありますね。
アメリカンドッグみたいです。
見た目よりしっかりとした手触り。固めのウレタンという感じかなあ。
シロツメクサ……ですけれど、何かいます。
緑色の生き物が隠れています。
右下になにか白い物体も見えますね。
なにかしらん?
バッタの幼生とその抜け殻でした。
きっと脱皮したてなのですね。
初めて見た!
脱ぎっぱなし、散らかし放題です。
でもきっとちゃんと片づける係をやってくれる生き物がいるのでしょう。
ぱくぱく食べてしまうのでしょう。
(閲覧注意!)
池のほとりにセリが生えています。
ちらほら花をつけているのもあります。
ここでまさかのキアゲハの終齢幼虫に遭遇してしまいました。
どきつい色の幼虫が多いなか、アゲハはわりとかわいい姿をしていると私は感じます。
私の個人的な感じ方ですので、サムネイル画像は小さめにしておきますね(^^;
足元ではアリが働いていました。
死んだキリギリスの仲間の幼生を引っ張っています。
自分より大きな獲物を運べるなんて、昆虫はほんとうに力持ち……ではなくて、小さな体にくらべて十分な筋断面積を持っている生き物なのですね!
って書くとなんかおもしろみも失われてしまう気がしないでもないのですけれど(^^;
初めて見ましたその2!
あまり嬉しい生き物ではないのですけれど(^^;
これも小さくしておきます。
かの有名なイラガの幼虫です。繭ばかりで幼虫を見たことがありませんでした。
たぶん、ヒロヘリアオイラガ……だと思われます。
アゲハチョウに比べるとものすごい敵対心を顕わにしたその姿、怖さを覚えます。
実際にはほとんど無害といっていいくらいに力の差があるのにおかしいなあ。
そんな自分の気持ちとも出会った日でした。
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